トラスティベル～ショパンの夢～

ナムコのXbox360用RPG『トラスティベル～ショパンの夢～』をプレイしています。
これは若くして死期を迎えた音楽家であるショパンが最後に見た夢の物語です。
（もちろん架空ですが…）

まだストーリーは中盤ですが、とても良いと思います。
ネタバレになるので深くは書けませんが、特に物語中盤で仲間になる『クラベス』のあたりは気に入っています。

グラフィックはXbox360ならではの高画質で、トゥーンシェイドで描かれたキャラクターは非常に魅力的です。
惜しい所は最近のRPGでは多く見られる、行ける所がほぼ一本道な自由度の低さですね。
また画面にマップが無いせいで、行ける所が判り辛いのも難点です。

戦闘はよくある順番制なのですが、ストーリーが進む毎に、『考える時間』と『行動できる時間』が制限されていくのでシステムに慣れるのも大変ですし、操作ミスで必要の無いアイテムを消費してしまったり、回復に失敗してキャラクターが死んでしまうという事もままあって、あまり良い印象はありません。
また、戦闘での行動前には『シンキングタイム』という行動を考える時間もあるのですが、時間が極端に短い上に、画面を見渡せないせいで敵の配置や数も判らないので、この時間を生かす事も出来ません。
戦闘システム自体は面白い要素があるのに、こういったシステム上の問題で生きてこないのは残念な事です。

あとクエストの中に『わらしべクエスト』というのがあって、その名の通り最初に持っているアイテムを必要な人と交換していくというものなのですが、必要な人が固定されているので、１人でも抜かしてしまうと、このクエスト自体が意味の無いものとなってしまいます。

最後にとても残念なポイントについて。
それは音楽です。

『音楽家の夢』という舞台からして音を非常に大事にしている事が判ると思いますし、演奏を高名な方にやってもらっているのも非常に良いと思うのですが。

コンソールがXbox360では本体の騒音が五月蝿過ぎて聴き惚れるなんて出来ないちゅーねん！

出来る事ならこの様な作品はPS3でリメイクしてほしいな。
久々に先が気になるこのゲーム、しばらくはまりっ放しになりそうです。